タイで歯医者に行くと、1回あたりの治療時間として約1時間を予定している歯医者が多いと思います。
(もちろん治療内容によっても違うと思いますが・・・)
患者様は1時間診療用のイスに座っていただくのですが、治療をしている最中は当然ながら口は開いたままです。
この間、一度もうがいをさせないこともあります。
1時間口を開け続けるのはとても苦痛ですよね。
日本では気分転換の意味も込めてうがいをしてもらいます。
しかし、そのようなことはタイ人の歯医者はあまり考えていないようです。
当院では「5分に一度くらいはうがいをしてもらうように!」と各歯科医師に伝えていますが、もし行き届いていませんでしたら、ご指摘ください。
タイで歯医者に行ったら、「うがいをさせてください」と伝えないと1時間口を開けっぱなしということになりかねませんので、自己主張をしましょう!
「ラバーダム防湿法」という術式をご存知ですか?
歯医者の学校では必ず習う術式で、神経治療(根管治療)や虫歯の治療を行うときに使います。
しかし、日本ではあまり高頻度で使われているとは言えず、「初めてです」といわれる方が多いです。
ラバーダム防湿法は歯に金具をつけて、ゴムシートを被せます。
こうすると治療する歯だけがシートの表面からでることになります。
神経治療は虫歯が大きくなり神経にまで達してしまったときに行います。
虫歯の原因は唾液の中にある細菌によって起こります。
歯の内側に細菌を入れてしまうと、膿がでる原因になりますので、唾液が入らないようにゴムのシートを被せるのです。
また、治療する歯を見やすくする、間違って器具を飲み込ませないようにするなどの目的もあります。
日本ではラバーダム防湿をしても保険点数はありません。
(以前は1回100円でしたが、保険点数の改正でなくなりました)
これもあまり盛んに行われていない原因だと思います。
タイでは神経治療では必ずラバーダム防湿法を行います。
タイ人歯科医師にとっては行わないということは考えられないようです。
あまり馴染みがないかもしれませんが、治療に必要ですので驚かないでくださいね!
以前、日本人の方から次のような問い合わせがありました。
「子供が口蓋裂なのですが、hotz床を作ってもらえませんか?」
口蓋裂というのは先天的な障害です。ミルクが飲みにくいために歯医者でHotz床(入れ歯のようなもの)を作って使用してもらいます。
口蓋裂は日本でも専門外来になるため、一般歯科医院では対応は難しいでしょう。
当院でもhotz床は製作できません・・・
電話をくださった患者様も、タイという海外で医療をうけるにあたりでさぞかし不安であっただろうと思います。
もし私のクリニックでは対応が難しい症例でしたら、タイ人歯科医師と相談して総合病院などを紹介させて頂きます。
紹介状もお書きいたします。
また、帰国されて日本で治療される場合でも、お近くの歯科医院を紹介させていただき、円滑に引継ぎをいたしますのでご安心ください。
ご自分の口臭を気にされている方は多くいらっしゃると思います。
他の人からはなかなか指摘しづらいので、難しい問題ではあります。
言葉の問題がありますので、タイ在住の方はお一人で悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
口臭は歯周病や虫歯の存在が原因になることがあります。
この場合には、細菌が発生させるガスによって臭いが発生します。
口臭を気にされている方は、まず健康診断が必要です。
まず歯周病や虫歯を治療しましょう!
また、磨き残しも口臭の原因になりますので、しっかりと歯磨きをしていただくことが大事です。
効果的な歯磨きのやり方はご説明いたします。
口臭には唾液の量が大きく関係してきます。
年齢とともに唾液の量は減っていきますし、睡眠中は少なくなります。
朝起きると口臭がある方もいらっしゃるでしょうが、生理的なことです。
口臭にはお口の中だけではなく、鼻や喉のトラブルも関係していることがありますので、全身の健康状態を良くしておくことは大事ですよ!

歯を抜く・削る・神経をとるということは、誰にとってもいやなことです。
しかし、歯の状態によってはそのような処置をする必要がでてくることもあります。
タイの歯医者は「歯を抜きたがる」という話をよく聞きます。
自分も日本よりも抜歯の診断をするハードルが低いと感じることがあります。
しかし、抜歯の症例は多く経験しているので、非常に慣れています。
技術的にも、日本人歯科医師を同等です。
また、下の歯を抜く場合には以前記載した伝達麻酔で行っています。
歯を抜いた後の障害でドライソケットという状態があります。
抜いた後の傷が治らずに骨が露出している状態です。
傷口に血があまり溜まらなかったことから生じますが、伝達麻酔で歯を抜いた場合にはこの障害は起こりにくいです。
言葉が通じない状態で、痛みを伴う抜歯を行うことや、その後の処置(入れ歯、ブリッジ、インプラントなど)を理解することは難しいですよね・・・
小児歯科の治療法で「断髄」という治療法があります。
虫歯が大きくなり、歯の神経まで及んでしまうと痛みが出てきます。
しかし、乳歯の場合は抵抗力・生命力が強いので、歯の神経全部が死んでしまってはいない場合が多いです。
断髄は虫歯の最近が及んでいる、神経の上部だけを取ってしまい、根の神経は残すという治療法です。
日本では行われている頻度としては少ない気がしますが、小児歯科を専門にしている友人に聞くと「よくやるよ」と言っています。
神経全体が死んでしまって根の先から膿が出ている場合には、タイでは抜歯して保隙装置というものを入れます。
永久歯が生えてくるまでの間に、永久歯が生えてこれるスペースを保つためのもので、これを入れておかないと将来悪い歯並びになってしまいます。
永久歯と同じように神経治療をしても乳歯はとても予後が悪いです・・・
いずれの治療法も日本でも行われています。
しかし、小児歯科専門の歯医者は数が少ないことと、保隙装置は保険が適応されないため、あまり高頻度で行われているとはいえないでしょう。
タイで小児歯科を受診した場合は、小児歯科専門医が治療を行っています。
もちろん当院もそうです。
タイでは保険適応という考え方がないので、最善の治療法を選んでいます。
「あれ?日本と治療法が違う・・・」ということもあると思いますが、ご安心ください。
タイの歯医者は日本と比較して麻酔をよく打ちます。
「日本で治療しているときには麻酔をしない処置なのに・・・」という時でも麻酔することもあります。
それも下の奥歯には伝達麻酔といって広い範囲にわたって少量の麻酔薬で麻酔効果が得られる方法を好むようです。
自分でも「さすがに痛むと思いますから麻酔が必要ですよ」と言いますが、そうでもない場合は「いらないと思う」と言ってタイ人の歯医者に断ったりもします。
ほとんどの人は必要がなければ注射はしたくないと思っているでしょう。
できるだけ負担の少ない治療になるように心がけしていきます。
患者様から「歯医者の匂いが嫌いなんです」という言葉を聞きます。
歯科医院の中にずっといると、その匂いに対しては慣れてしまっていますので憶測でしかありませんが、神経治療をするときに使う薬(ホルマリンクレゾール、ホルマリングワヤコール)の匂いではないかと思います。
日本では一般的に使われていますが、タイでは一般的には使われません。
世界的にはあまり使われなくなっている薬です。
当院でも使用しておらず、一般的には水酸化カルシウムという薬を使っています。
歯医者はなかなか来にくい場所ではありますが、匂いを含めてできるだけ来院しやすいように心がけております。
当院では、子供達が退屈しないで待てるようにチャイルドルームを用意しています。
おもちゃも置いているのですが、やっぱり一番人気はDVDを観ることのようですね。
ソフトは、小さい子用に「アンパンマン、しまじろう、キティなど」、大きな子用には「ポケモン、コナン、ピタゴラスイッチなど」を準備しています。
タイ人スタッフが面倒を見てくれますが、言葉が分かってくるとタイ語で話しかけても反応できないので、私が一緒に遊んでいます。
お子さんはお気軽に預けていただいて、ゆっくり治療していただけるようにしますので、行き届かない面がありましたら、いろいろと教えてくださいね
日本では医療機関の広告は規制されていますが、タイでは自由です。
フリーペーパーにも医療機関の広告が沢山載っていますし、治療費の割引サービスなどもあります。
当院の割引サービスは次のものです。
「ANAマイレージカード・クラブタイランドカードをご提示の方で、現金でお支払いの場合に限り5%割引」
該当される方は、お会計の時にカードを提示してください。
ご案内が遅くなりましたが、料金システムの変更があります。
初診の方で相談のみの場合は300バーツかかります。
また、再診料として受診毎に100バーツを頂戴いたします。
初診の方は、X線検査などの検査をを行えば費用はかかりません。
ご質問などありましたらお気軽にお尋ねください。
「顎関節症」という病名を聞いたことがあると思います。
「口を開けたり閉じたりするときに痛い」「耳の前あたりで音がする」「口が開けずらい・閉じずらい」などの症状がある病気です。
治療法としては、マウスピースをいれることや薬を飲んでもらうこと、口を動かす運動をしてもらうことなどもありますが、一番大事なことは患者様に現在の状態を把握してもらい一緒に協力して現在の状態を改善していくことだと考えています。
いずれの治療法も即効性のある治療法ではありません。患者様の理解と協力が必要です。
私は日本の顎関節学会認定専門医の資格を持っていますので、科学的な根拠に基づいた治療法を行っていきたいと考えています。
医療を行うときには「インフォームドコンセント」は必要不可欠です。
顎関節症では母国語である日本語同士での会話でないと、十分な情報が得られないと思います。
バンコクではタイ人の顎関節症専門医は非常に少ないとタイ人の歯医者が言っていました
もし「顎関節症かな?」と思われるような症状がありましたら、気軽にご相談ください。
先日来られた患者様で次のような方がいらっしゃいました。
「歯がしみるので日本人向けのフリーペーパーに広告を出している歯科医院に行ったところ、レントゲンも撮らずに5秒くらいで抜きましょうと言われました」
私もお口の中を見ましたが、知覚過敏のようです・・・
どうして抜歯という診断をしたのかは理解できません・・・
「タイでは歯をすぐ抜く」という話はよく聞きますし、実際私もタイでの歯科を見ていると、日本と比べて抜歯のハードルは非常に低いように感じます。
歯を削ったり抜いたりしてしまうと、もう元には戻せません。
十分納得をしてから治療を受けるようにしてくださいね。
実際に治療を受けられる方からの問い合わせで一番多いのは、保険に関することです。
当院でキャッシュレスで診療が受けられるのは、ヘルスケアカードをお持ちの方だけです。
このカードは、「日立・MFUG(東京三菱UFJ銀行)・日産・日通・日本精工・いすゞ・三菱電機・JSR」の各企業にお勤めの方が持っているカードです。
その他の方は一度全額を窓口でお支払いいただき、その後に申請をして返金をしてもらうという方法になります。
海外障害保険は歯科は適応外のものがほとんでです。この場合は、日本の社会保険もしくは国民健康保険が診療後に適応になります。
国民健康保険の申請用紙は、当院に用意していますが、社会保険の申請用紙は会社によって異なっているため持参していただく必要があります。
いずれの保険でも、私に渡していただければ全て記入しますのでご安心ください。








